
で、フローリングの床材を貼ってます。畳をはがし、その下の床板もはがし、床下の塚柱などを補強し水平を出し断熱材を入れ、その上にフローリングの床材を貼るためのコンパネが貼ってあります。ですのでこのコンパネの上に床材を貼っていきました。

釘うちの後はワトコオイルを塗って仕上げです。塗っただけでも以前からある梁や柱と違和感がなくなりいい感じです。さらに時間が経ってくると自然なエージングがかかって味が出て来ることでしょう。ローカでは解体で出た板をつぎはぎで使いましたが、長時間座ったり使用するこちらの部屋は敢えて新しい板材を使ってます。このプロジェクトではできるだけ低予算でとのミッションもありますので、勿論この床材も廉価なものを使いました。

奥の二部屋は畳です。さすがに我々では無理なので畳屋さんに表替えをやってもらいました。青々として良い香りがしてます。

サッシ修理中。割れたサッシのガラスは不要になったものを切ってはめました。若干ガラスが厚かったのでちゃんと切れるか心配でしたが大丈夫でした。

師匠に襖張り替えの枠はずしを伝授してもらいました。釘のある箇所で折れやすいので道具を使って丁寧にはずして行きます。因みに師匠は以前襖貼りのバイトもやっていらしたそうで、1日に30枚(表裏で60枚)ほど貼りかえたことがあるそうです。すごい!

こちらは薪ストーブの台座づくりです。漆喰の塗り壁に合わせて台座も自然石にモルタルを塗った感じに仕上げました。

お風呂のほうもだいぶ完成してきました。師匠のアイデアで絵を描く事に。さるえもんがギンナンハウスにようこそと言った感じで。お風呂に入った人が見て疲れが取れてくれるといいですが。

こちらは脱衣場の洗面器です。ホームセンターで買った植木鉢にこのお風呂の壁を壊した時にでたタイルや100均のビーズを貼ってつくりました。またこの渋い真鍮の蛇口は師匠が以前格安で買っていた物を一個提供していただきました。なかなかおしゃれでいい感じになったと思いますがどうでしょうか。

その上に照明を取付ける下屋隊長。この改修では電気屋さんの経験をフルに活かしてくれました。

こちらは外のランプです。古い物をサビを落とし掃除してペンキを塗り替えて再生させました。

この素焼きのランプシェードは師匠手作りです。カウンターや梁の上の間接照明に使いました。

これは下屋隊長による和紙の照明。一個目の作品としては味があってなかなかイケてるのではないでしょうか。

ドアもなかなかおもしろくできました。この横向きの取っ手は見た目以上に握った感じが心地良く、しかも開けやすいです。師匠が家にあった何気ない木を利用してます。

内側の押し板にはきれいなビー玉が。実はネジ頭を隠すダボがわりにもなってます。

外の方の修理もだいぶ進みました。大きく開いた板の穴を古さが同じような板を使って補修です。

倉庫の裏もきれいに。畑に利用する予定。有薗女史、内藤農園隊長、暑い中ご苦労様でした!

その倉庫裏から小学校に行ける近道のために階段も作りました。

廃材利用ですが、なんとか頑丈になりました。

師匠最後の仕事は看板のロゴ彫りです。トレイスした線の内側をルーターで彫っていきます。木がルーターの刃に引っかかって飛んで欠けてしまったらおしまいです。集中力を要する一発勝負です。

こども村のカフェの看板も彫っていただきました。オイルステインを塗って渋い看板になりました。

というわけで2月半ばから始まった空き家改修ですが大きな改修箇所はほぼ終了となりました。襖や障子の張り替えなどまだ残ってますが後は弊社スタッフでなんとかやっていく予定です。
で師匠最後の日はお疲れ様会という事で内輪の宴会が行われました。昼間は師匠自ら料理に精を出していただきました。ごはんは勿論カマド炊きです。

カマド炊きごはんに師匠十八番のタイカレーです。このキッチンも使いやすく再生できたようです。

オコゲも逆においしかったぁ。モリモリ食べる下屋隊長。ヘルシーで結構辛く、それでいて何杯もおかわりしたくなる絶妙なタイカレーでした。おかげでビールも進みました!ってまだ勤務時間だぞ〜っ社員〜!!まあスペシャルデイと言う事で。

で、夕方になってきました。もちろん五右衛門風呂です。この日は卓さんが風呂炊きやってくれました。

いい感じに燃えてます。そろそろ沸いたかな。

煙突から煙りが。昔は良く見られた光景ですよねぇ。風情あります。

で、入ってる様子を急襲して激写。風呂釜自体が小さいので大人はこのように足を投げ出して入るとリラックスできるらしいです。気持ち良さそうな卓さん。撮影ご協力有り難うございました。

で、夜はいよいよお疲れ様の宴です。岩井姉さんも柴田番長の野草の天ぷらに舌鼓。

庭に立てたキャンドルもいい感じです。

宴もたけなわになったところで、この空き家改修のメイキングをスライドショー上映です。まだ2ヶ月ほどの時間しか経っていませんがもう懐かしいくらいです。ビフォー&アフターを見る事ができてみんな興味津々でした。

お酒でほろ酔い感じの師匠にいろいろ質問するスタッフ。女座りで受け答えする師匠がいい感じです。

遅れて参加の濱門社長、スライドに見入る。横では早くも師匠爆睡モード。このプロジェクトの疲れが出たのでしょう。ほんとうにご苦労様でした。

五右衛門風呂に入って元気復活の濱門社長に酔っぱらった卓さんこの空き家の未来を問い正すも会話噛み合ず禅問答状態に。そんな掛け合い漫才を去川こども村の坂元村長が半分あきれ笑いで見るの図。

強者どもの夢の後。そしてギンナンハウスの夜は更けて行きました。
齋藤師匠、そしてご協力いただいた皆さんほんとうにお疲れ様でした!あらためてお礼申し上げます。
追記の追記ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


このゴールデンウィークに去川こども村で開催されたオープニングイベントに連動してここギンナンハウスも一般の方に見学していただきました。ご来場された皆様ありがとうございました。

そしてなんと宮崎では知らない人はいない(?)あのサドワランジャーも見学に!
この後もメンテナンスしながらギンナンハウスを活かしていきたいと思っています。
その後のレポートも乞うご期待です!
押せばしあわせ
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